本拠点には、NIH(米国国立衛生研究所)、ケンブリッジ大学、カリフォルニア工科大学、ローザンヌ工科大学、昭和大学といった、世界の神経科学研究で中心的役割を果たす拠点から事業推進担当者としての参画があります。その他にも、ボストン大学、オックスフォード大学、北京大学、理化学研究所、東京都神経科学総合研究所、東京大学、東北大学、北海道大学、大阪大学、東京工業大学などとも交流があり、このネットワークを通して、最先端の研究に関する情報やポスドクを含む研究者情報の交換を行っています。
これにより、優れた研究者の雇用や大学院生・若手研究者の派遣・受け入れを行い、特に連携拠点であるカリフォルニア工科大学とは、教育研究協力協定書を交わし、カリフォルニア工科大学における研修によって玉川大学の単位が認定されるとともに、お互いが持つ研究用機器の相互利用を可能とし、交流の促進を図っています。
2009年で11回目を迎えるTamagawa Dynamic Brain Forumも世界各地で開催され、坂上教授(玉川大学)、O'Doherty教授(ダブリン大学)が中心となって毎年開催している報酬と意思決定に関する国際シンポジウムと合わせて、本拠点から世界に情報発信を行います。
カリフォルニア工科大学とは、教育研究協力協定書を締結し、カリフォルニア工科大学において研修を行うと玉川大学の単位として認められます。さらに、年1回集中講義形式の国際レクチャーコースを玉川大学あるいはカリフォルニア工科大学で開催し、講師として玉川大学とカリフォルニア工科大学から事業推進担当者が参加し、広く事業に関連する世界的研究者を講師として招聘しています(すでに2006年度(カリフォルニア工科大学)、2007年度(玉川大学)、2008年度(カリフォルニア工科大学)に開催)。また、独立行政法人理化学研究所や東京都神経科学総合研究所などとも同様の協定を結んでおり、大学院生・ポスドクの指導者、共同研究者の可能性の幅を広げます。