玉川大学グローバルCOEプログラムでは、若手研究者育成の一環として、ポスドク及び大学院生を対象に、カリフォルニア工科大学に於いて短期研修を実施しています。
日程: 2009年2月11日(水)~17日(火)
場所: カリフォルニア工科大学
対象者: ポスドク、大学院生
研修内容:
1.カリフォルニア工科大学のラボミーティングに参加
2.大学院生対象の講義に参加
3.ラボミーティングでの英語によるプレゼンテーション(現在の研究について)
4.実験施設の見学
今回、アメリカ合衆国カリフォルニア州にあるカリフォルニア工科大学での短期研修に参加した。研修中は下條信輔先生のLabを拠点とし、Caltech内のいくつかのラボミーティングやジャーナルクラブ、ラボツアーなどに参加をし、研究者の方々から現在行なっている研究などの紹介をしていただいた。
研修の最終日には、受け入れてくださった下條ラボのミーティングの中で時間をいただき、各研修生がこれまでに行なってきた研究の発表をさせていただいた。忙しい中私たちのために時間を取ってくださるということで、研修中に時間を見つけては一緒に行ったポスドクの方や松田先生に発表資料を見ていただき、色々と修正を加えながら発表に備えた事は、振り返ってもとても有意義な時間であったと感じている。日本語でも同様であるが研究の要点をまとめ、初めて聞く人にも分かりやすく伝える事の難しさを、この機会に改めて痛感した。また、研究発表では下條先生や多くの研究員の方に質問やディスカッションをしていただき、これまで思いつかなかった視点からの意見など、今後の研究に色々と参考にしたい有益なものであった。
今回の短期研修に参加するにあたり、自身の中で一つ心配に思っていた事が言語能力である。参加したラボミーティングやジャーナルクラブ、ラボツアーなどでは、会話から単語を拾って予測しつつ話の内容を何とか理解する事で精一杯であった。しかし、研修が終わる頃には英語で会話をすることに対して持っていた苦手意識は消え、英語を使ってコミュニケーション出来る事を嬉しいと感じ、もっと話をしたいという気持ちに変わっていた。そして、ディスカッションや日常会話の際には、もう少し英語が話せたなら相手の話を正確に理解する事ができ、それに対して色々と意見を言うことができるのにと、もどかしく思った。今後、自身が研究を進めていく上でも英語力は必須であり、英語能力の向上にも取り組まなければと思う。
今回の研修を通じ、Caltechの研究員や学生の方々との議論や日常会話を通して、研究に取り組む姿勢や考え方など、今後研究を進めていく上でとても参考になる意見をたくさん得ることができ、とても有意義な時間を過ごすことができた。このような貴重な機会を与えてくださったGCOEプログラムならびにカリフォルニア工科大学短期研修の関係者の皆様に深く感謝いたします。
日時 | 2009年2月11日~2月17日 |
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場所 | カリフォルニア工科大学、米国 |
報告者 | 横山 絢美(玉川大学大学院工学研究科) |