原 塑
所属 |
玉川大学脳科学研究所(2008年10月~2009年3月) |
役割 |
GCOE准教授(2008年10月~2009年3月) |
専門分野 |
科学哲学・倫理学(神経科学)、神経科学リテラシー |
研究キーワード |
合理性、自己 |
所属学会 |
日本哲学会、倫理学会、日本科学哲学会、科学基礎論学会 |
研究概要
行動や認知機能に極めて高い統合性を示す動物にのみ合理性は帰属するが、高い統合性を示す動物は人間だけであることから、人間のみが合理的動物であると哲学の伝統においてみなされてきた。以上の合理性の概念に基づき、合理性を支える人間の存在様式を神経科学、認知科学上のデータを用いながら明らかにする研究をおこなっている。
原著論文
- 振り込め詐欺への神経科学からのアプローチ, 永岑光恵,原塑*,信原幸弘, 社会技術研究論文集 , 2009, 16, 177 - 186
- 食品による<社会>の増強−オキシトシンと神経経済学, 原塑, 科学 , 2009, 第78巻第8号, 860 - 864
- The Phenomenal Theory of Representational Content: A Similarity-Based Approach, Hara, S., Proceedings of the 1st BESETO Conference of Philosophy , 2007, 58 - 68
著書
- 脳神経科学リテラシー, 信原幸弘、原塑、山本愛実, 勁草書房, 2010
- 脳科学と社会−脳リテラシーの観点から−『東京大学社会人科学講座−生命科学編− 脳とこころはどこまで科学でわかるか』, 原塑*,廣野喜幸, 南山堂, 2009
- 『脳神経倫理学の展望』, 信原幸弘,原塑*編著, 勁草書房, 2008
- テクストからの展望、ジェームズ『心理学原論』(村田純一編『講座 哲学第5巻 心/脳の哲学』), 原塑, 岩波書店, 2008
- テクストからの展望、大森荘蔵『物と心』(村田純一編『講座 哲学第5巻 心/脳の哲学』), 原塑, 岩波書店, 2008
国際会議
- S.Hara, M.Yamamoto, The Varieties of Self, Joint Tamagawa University/Caltech Lecture-course on EMOTION.California Institute of Technology, U.S.A., 2009/02/18
- S.Hara, Phenomenal Theory of Representational Content, The XXII World Congress of Philosophy, Round Table ”Frontiers of Cognitive Neurophilosophy of Consciousness.”, Seoul, 2008/08/02
国内会議
- 原塑, ドイツにおける脳神経倫理, 第20回日本生命倫理学会, 九州大学(福岡), 2008
- 原塑, 神経科学的行為理論意図的行為, 日本科学哲学会第40回大会, 中央大学, 2007
- 原塑, 動機づけられた行為の報酬理論, 哲学会第四十五回研究発表大会, 東京大学, 2006
- 原塑, メディア暴力の神経倫理学, 日本倫理学会第五十七回大会, 東京大学, 2006
- 原塑, 信念欲求心理学の批判的評価, 科学基礎論学会総会, 電気通信大学 , 2006
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